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歴史の隙間に埋もれた漂泊の芸能者たちの実像を追いかけています
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旅芸人と関わりがあるものを中心に、読んだ本と読みたい本を紹介します。


【タイトル】 『旅芸人のいた風景―遍歴・流浪・渡世』
【著者】   沖浦 和光 (おきうら かずてる)
【出版】    文春新書


旅芸人のいた風景―遍歴・流浪・渡世 (文春新書)

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Amazonの本のカテゴリーで「旅芸人」と検索すると、真っ先に出てくる本の一つ。
軽妙な語り口で、初心者でも読みやすいです。

作者は1927年、大阪生まれ。幼い頃(1930年代)、西国街道を旅する遊行者や旅芸人の姿を見たそうです。
ドサ回りの一座やサーカス、猿まわしは、かろうじて今も活動していますが、「虚無僧」「六部」「山伏」「夷舞わし(人形遣い)」の姿を、現代日本の路上で見ることは、ほとんどありません。時代劇のなかで、たまに見かける程度でしょう。
しかし昭和の初めまで、彼らは街道筋を歩いていたといいます。
この本には、そんな失われた芸人たちの姿が、愛惜こめて描かれています。
ただのノスタルジーだけではなく、いにしえの旅芸人たちが差別や貧困の中から生まれたという側面もわかる本です。

カバーに書かれた、
《定住農耕社会からはみ出し、よるべなき漂泊の人生をおくった「道々の者」》
という言葉に、旅芸人のすべてが凝縮されているかもしれません。



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【2015/05/21 21:45】 | 書籍
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